リベンジ報告:Café des Abattoirs |
こんにちは、高崎です。
2月って他の月より日数少ないんだよね…と
2月末になってから焦ることを、ここ何年か繰り返しております。
そしていろいろ山積みですあああ。
というわけで、今回はプチ更新で失礼をば。
前のエントリでご紹介した肉ビストロCafé des Abattoirs。
看板の塊肉料理を食べずに忸怩たる思いが残ったので、
リベンジに行って参りました。
Café des Abattoirs
10, rue Gomboust 75001 Paris
http://www.cafedesabattoirs.com
今回は迷わず塊肉のメインに突進!
プリフィクスコースで一番高い45ユーロの筆頭にある、
Les Ribs de Boeuf <BlackAngus>
ブラック・アンガス牛のリブステーキ
を選びましたよ。
そしたらこれが…大当たりーーーーー!!!!!
まずは写真からどうぞ。
かりかりの焼き目がおいしそう…でも塊肉の割には赤々しくないなー…と思って口に運んだら、これがアナタ!
なんとねー、ふっかふかーに柔らかーい食感なんですよ!
赤身独特のワシワシした噛み方ができないんです、柔らかいゆえに。
しかしそんなのは無問題な、なんとも心地よい食べ心地…。
脂がいい感じに落とされ、かつジューシーさはしっかりと残ったお肉、
咀嚼するとハーブのような立体的で芳醇な風味が口中に広がります。
塊肉と聞いて想像できない新食感に、びっくり&うっとり。
マリネして焼いたのかな?蒸してから表面だけ焼いたりして?などと邪推しながら聞いてみると、真相は真空低温調理➡炭火焼、の2段調理でした。
マリネ液やハーブなどでの風味づけはしておらず、真空調理時に肉自身がもっている脂でコンフィ的な加熱がされているのと、あとは炭火に混ぜているシャンパーニュ地方のブドウの木の香りが移った結果、こういう風味になっているのだそうです。(取り消し線部分、2014年4月の修正です:その後シェフにお話を聞く機会がありまして、真空低温調理の際にマリネ液に漬けている、とのことでした。調理法も日々、変わっているのかもしれませんねー)
真空低温調理は今やメジャーになりましたが、こういう塊肉ドーン!なビストロ的シンプル(に見える)料理で使われるとは、恥ずかしながら完全に不意をつかれましたですよ。
いやー、肉好きは一食の価値ありですわ。
お連れの方々は日替わりメインからそれぞれ「乳のみ子羊の肩肉のロースト」と「牛フィレ肉のステーキ」をチョイス。
どちらもそのお肉ならではの味わいと歯ごたえでおいしゅうございましたが、
私は心の中でひそかに、自分の注文によるリベンジ成功に快哉を上げておりました…ウフフ…。
前菜はカボチャのスープ、ニシンとジャガイモのサラダに、ハムの入った卵焼き。
相変わらず気分のアガる前菜ラインナップですわ。
ここで野菜が摂れるから、メインが肉祭りでも食事全体のバランスがよく感じられるのですよね。現代人の食生活には大事なポイント。
このお店に行くなら45ユーロコースにあるブラック・アンガスのリブを試すべし!と強烈にプッシュしつつ、今日のプチ更新は終了です。
ではではー!