お店レビュー Bouillon デザート編 |
こんにちは、三富です。
遅くなってしまいましたが、相棒・高崎さんよりたすきを受け取り、BOUILLONのデザート報告です。
デザートはランチとディナー共通で、3種類。
高崎さんが選んだのは、シシリアのマンダリンとミント、ざくろ、ゴマとアーモンドのキャラメリゼの組み合わせ。
カリカリしたアーモンドとゴマに、最後にさわやかなミントの味。北アフリカや中東のデザートを思い出す組み合わせ。アイスクリームでも添えられていたらうれしかったけれど、前菜とメイン料理でかなり食べてるので、このお店のデザートとしては、ボリュームはちょうどいいのかも。
といいながら、私はがっつりガトー・オ・ショコラを。
ビストロのデザートでガトー・オ・ショコラというと、中がしっとりの焼き菓子が多いけれど、出てきたのは、ビスキュイとガナッシュを層にしたチョコレートケーキでした。
ミルクっぽいチョコレートの味がなんだか懐かしい。フイユティーヌが入っているのか、シャキシャキした食感もいい。
添えられたクリーム・モンテは、濃厚クリームというより、ミルクのふんわりムースみたいで、やさしい~お味。
メニューの正式名は「Gâteau au chocolatde mon apprentisage」(私の修行時代のガトー・オ・ショコラ)と。食事の後にうかがってみると、シェフが14歳のとき、初めての研修先で覚えたガトー・オ・ショコラのレシピなのだそう。
正統派のチョコレートケーキ。かなり前の思い出の味を(シェフが何歳か聞いていないので、もっと身近な思い出だったら、シェフ失礼・・)、自分の店で出すなんて、なかなかいい話。
もうひとつは、リンゴのタルト・フィーヌとクレーム・ドゥブル(ダブル・クリーム)。リンゴはベルシャール品種(皮は黄色で、やわらかめ)、クリームはノルマンディのBorniambuc農場のものとのこと。
余談ですが、シェフが一人で調理場にいるような小さなビストロでは、パティシエを置いていないことが多いので、デザートにはあまり期待しないことが多いのですよね。反対に、おしゃれビストロに行くと、野菜を使ったり、甘さを控えすぎたデザートにあたることも多い…。いい意味で、Bouillonのデザートは普通で正統派。安心できるデザートですよ。